全く、こっちはまだ昼ご飯食ってるのに。
オレの貴重な昼休みを奪ったつけ、どう返してもらおうか・・・・。
オレは、弁当に入っていたおにぎりを食いながら、生徒会室へ向かった。
がちゃり。
扉を開けると、そこには三津谷生徒会長はいなかった。
代わりに、以前会った女の副会長がいた。
あの、ギャーギャー五月蠅かったやつ。
「・・・生徒会長は、いません」
「見りゃ分かる。・・・それより、用件は?」
副会長の女は、白い封筒を取り出しながらこう言った。
「これを、預かっています。」
その封筒を、オレに手渡す。
「では、これで。・・・あなた見てると、吐き気がするので。」
・・・コイツ。
今日は珍しくギャーギャー言わないと思ったら・・・。
去り際に、なんて事を言うんだ。
「へー。そりゃ気があうな。オレもだ。・・・テメエと気なんて微塵もあいたくないけど。」
「・・っ!!」
相当イラついたみたいだけど、怒りを抑えて副会長は出て行った。