二周目は無事に降り、お化け屋敷に向かおうとするとそこで二人とも同じグループに再会した。
「柚希~!どこ行ってたんだよ!ジェットコースター行くぞー!!」
青木が叫ぶ。
そして次に、七海のグループの女子も叫ぶ。
「七海ぃ~~!コーヒーカップ行くよーー!!」
オレは七海を見て、そして七海もオレを見る。
「んじゃ、また今度な。」
「ええ。」
落ち着いてきたのか、発言がお嬢様に戻った。
ああ、オレはまだ少し、鼓動が速いけれど。
自分の中に、感情が二つ。
素直に、嬉しいということ。
そして、何か嫌な予感を告げるような、胸騒ぎ。