「サンキュー。香我美。じゃぁ、オレたちはこれから恋人同士ってことだから、な?」

「・・・どうしてそんなに冷静でいられるのよ・・・。」

香我美は、この体勢を他人に見られたことで少々、パニック気味。
・・・そんなとこも、カワイイんだけど。

オレは、香我美を起きあがらせて、座席に座らせる。
そして、香我美をなるべく優しく、抱きしめた。

「これからは、七海って呼ぶから。だから、お前もオレのこと名前で呼べよ?」

「・・・うん・・。」

オレの背中に、七海の手がまわり、七海も、オレを抱きしめる。
オレは、ゆっくりと、七海の頬に、キスをおとした。