「んじゃ、もう一つ、質問な。・・・あのとき、三津谷生徒会長はお前がオレに対してある感情を抱いていると言った。その意味は?」
香我美はフルフルと首を横に振り、
「・・・分からない。私も、そう言われたけど、心当たりがまったくないの。」
本人も分からない感情を理解出来るってことか。
洞察力に優れているらしいな、あの会長は。
「お前がオレに対して抱く感情、ねぇ・・・。」
考えられるのは、複数。
「対抗心、苛立ち、親近感、友情・・・あとは恋とか・・・いや、それは無いな。」
オレがそう言って香我美を見ると、香我美は顔を真っ赤にした。
「・・・・図星、とか?」
「っ!そんなわけ、あるはず・・・っ!」
香我美が、勢いよく立ち上がる。
そのときの観覧車の場所は、てっぺん。
立ち上がった勢いで、観覧車が大きく揺れた。
「きゃっ・・!」
「うわっ・・!!」
立ち上がった香我美が、オレに覆い被さるように倒れ込む。



