「七海は、僕の婚約者なんだ。つまり、僕の所有物。君が、手を出していいものじゃない。」
「・・・何を勘違いしてるのか、知らないけどな。あのキスは事故だ。けっして、手を出したわけじゃない。」
三津谷は、サングラスを取った。
やはり、キレイな顔立ちをしている。
「君は、その時の七海の表情を見なかったのか?」
あのときの、香我美の表情?
たしか、赤くなっていた。
照れているように、見えたが・・・。
「困るんだよ。アレは、僕でさえまだ手をつけていない。その上、七海はお前に対してある感情を持ってしまった。これは、非常に腹が立つことだ。」
「・・・何が言いたい?」
「つまり、だ。お前はもう、七海に近づくな。」
「言われなくても、元々仲良くなる気はさらさら無いんでな。心配には及ばないぜ?」
「・・・それを。聞いて、安心したよ。」



