放課後、オレの足は自然と生徒会室に向かっていた。
もちろん、三津谷生徒会長に学校新聞の件を謝罪してもらうために。
謝ったなら、そこで許してもいいが、高飛車な態度を取った場合は何が何でも土下座してもらう。
そうでなきゃ、オレの気がすまん。

生徒会室の扉は、茶色に金細工をあしらった高価なもの。
それすらも、無性に腹が立ってオレは扉を蹴り飛ばして開けた。