「・・・くっ!」
香我美の声が聞こえたのと、オレの肩に太刀がかすったのは、同時だった。
香我美が、オレから距離をとる。
オレの肩には、ほんのかすり傷だが、血が滲んでいた。
制服も、やぶけている。
香我美を見ると、香我美の白い頬にも、血が滲んでいた。
「・・あーあ、やってくれたね。オレの制服、弁償してくれよな?」
オレが笑いかけると、香我美も、フッと笑う。
「それは、こっちのセリフ。女の肌に傷つけるなんてね。せめて、もっと別のとこにしてほしかったわ。」
「・・・言うと思ったよ。女って、顔傷つけるとすぐそう言うからな。」
「ふふ、一体何人の女の肌に傷つけたのよ?」
「さぁ・・。もう、覚えてないな。」



