ランク世界


リンクには、オレと香我美は、ほぼ同時に着いた。

「構え!!」

校長の言葉で、香我美が日本刀を抜刀する。
香我美の腰には、二本の刀が差してあった。
予備なのか、二刀流なのか。

オレも、腰のホルスターから拳銃を一丁だけ出した。
まずは、実力を試す。

「始め!!」

バン!!バンバン!!
合図と共に、オレは香我美に向かって三発連射した。
早撃ちは、オレの得意技の一つでもある。

生徒から、おお、と感嘆の声が上がった。

Sランクなら、これくらいは避けられるはずだ。
オレの予想は的中し、香我美七海は、体を低くしてオレにつっこんできた。
むろん、無傷で。

一撃目が、オレを襲う。
ひゅん!!
太刀筋が、見えなかった。
Sランクというのはやはり伊達ではない。
殺気と、太刀筋の気配でそれを避けた。

刀なのだから、接近戦はこちらが不利だろう。
ならば・・・。

オレは、香我美の足下に二発撃ちつけると香我美から距離をとった。
当然、その弾丸を避けた香我美だが、足下に撃たれたせいで、後ろに後退した。

「・・・ッチ!!」

香我美が、声を上げた。
集中していないと聞こえないほどの小さな声だった。

「あああああぁぁあぁああぁっっっ!!!」

かけ声を上げて、香我美が再びつっこんできた。

バン!バン!

威嚇として、なおも足下に撃ちつけた。
が、香我美は、後ろに避けるのではなく、上によけた。
そして、ジャンプしたその勢いのまま、オレに太刀を浴びせようとした。

「・・・フッ!!」

オレは、空中にいる香我美に、思い切撃ちつけた。