再び目が覚めると、オレはまたも真っ白な部屋に横たわっていた。
しかし、先ほどの部屋よりは少し狭く、白衣の男もいなかった。

ゆっくりと体を起こすと、首もとに違和感を感じた。
首輪・・・?いやタグ・・か?

オレには解読できない不気味な文字がつながっていた。

ただ。
その文字の後ろにこう書いてあった。
おそらくカタカナだと思われるが、カタカナだとすると___。

「ユズキ」

と読める。