スティール

ゴオオオオオ!!!


獣人は、ゴムのように伸び、そして、しなる、しっぽを向こうからしてみれば未確認生物のオレに攻撃としてぶつけてきた



片腕でガードを試みるが、尋常じゃない

まだ100mのビルから飛び降りた方がマシと思えるほどの威力だ


体が飛ばされる


「確かに、これじゃあ軍隊様もお手上げだな」


すると、獣人は息をおもいっきり吸い始めた


「なんだ?」

悪寒がする
身体中から「ヤバい」という電気信号がビンビン出ている


その瞬間
口から巨大な炎の塊を吐き出すように噴射した


ドーーーーーーン!!!


ビルがその炎の塊によって三階まで消し飛び
ビルは崩れる


オレが死んだと思い、獣人が進行を開始した



「残念だったな。」


コンクリートのデカい破片を持ち上げ、獣人の顔に目掛けて投げた
投げた瞬時に、ジャンプして獣人の反対側に跳び移る


ゴオオオオオ!!

見事、獣人の左の頬にコンクリートが直撃し、当然、コンクリートが飛んできた方へと顔を振り向く


しかし、本人はその方向にはいないのだ



「・・・オレは死んでない」