パタパタと階段を降り、キッチンへ向かう。 ドアを開けるとひょこっと お母さんが顔を出してきた。 「おはよ〜美月。毎朝賑やかねぇ」 賑やかなんかじゃないでしょあれは…。 「おはよ。朝から疲れるよ」 よっこらしょっと椅子に腰掛ける。 テーブルの上にはホカホカの朝ご飯が。 チラッと時計を見て まだ余裕があることを確認。 「いっただっきまーすっ!」 と、ご飯に手を付けようとしたとき チャイムが鳴った。