視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~




誰の物かも分からない生温かい赤い血が、私の顔面に飛び散った…。





「キャアアアアアアアアアアァァァ!!!」





--- バンッ!!!






「斉藤!!香歩さんっ!!ーーっっっ?!」







長田さんは…

血溜りの中に座り込む斉藤刑事と…

血しぶきを浴びた私…





その二人を見て、動きを止めていた…





【赤い目】をした【黒い靄】は

私の叫び声と共に消え去っていた…