香里奈のその言葉に、私は息を飲んだ。
そんな事、香里奈には話してない。
私ですら、スケジュール帳を見なければ
忘れていた事だったから…
「…香里奈は…見たの?…【赤い目】を…。」
私がそう言うと、香里奈は体を激しく震わせ掛け布団を両手で引き寄せながら、
『その後…大輔はどうしたの…?見たから居なくなったの?!私はどうなるの?!』
と、悲痛な叫び声をあげた。
「香里奈は、大輔とは違う!!」
「でも!!アイツは近くにいるのよ!!私に話しかけてくるの!!」
「…えっ?」
それを聞いた私は違和感を感じた。
大輔は”話しかけてくる”とは言っていない。
スケジュール帳にも、そんな事は書かれていなかったから。

