視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~


教室に着く頃、丁度休み時間のチャイムが鳴り、同じクラスの親友である”村井香里奈”の姿を探す。
今朝からの出来事を愚痴りたかったから。

だけど、香里奈の席にはその姿は無く、机の脇にも通学鞄は掛けられていなかった。

隣の席の女の子に香里奈の事を聞いたら、今日は病欠したみたいだと教えられた。


「香里奈が病欠?健康体そのものなのに…。」


香里奈は小学校の頃から病欠なんてした事がなかった。
本人も『皆勤賞通算8年目!』と、自慢気にいつも話していたから。

私は心配になって、休み時間の間にメールを慌てて打ち、送信した。