私は『見せたい物がありす。』と言葉を残して、一度その場から離れた。
自室にあるスケジュール帳と、携帯を取りに行く為に。
どうしても、その2つを長田さんに見せたかったんだ。
先生にすら疑われていた私は、信じて貰えるかもしれないという期待を込めた。
私の周りで起こっている事も、早く解決したかったんだ。
階段を上り、自室のドアノブに手を掛けた時…
私の背後に人の気配を感じた…
禍々しいくらいのその気配と視線に、
さっきまでの淡い期待の心は急激に冷めていく。
ドアノブに手を掛けたまま、私は身体を震わせ動きを止めた…。
背後に感じる気配が…
ゆっくりと、動いている…
感覚的に分かったその時…
『ククッ…無駄ナ事ヲスルネ…。【MOYA】ハ止メラレナイトイウノニ…。忘レタノカイ?…セツ。』

