視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~


そう叫んでみても、長田さんに聞こえているのかすら分からない。

だけど私は、透視鏡を手で叩きつけながら、捲し立てる様に叫んだんだ。



「【黒い靄】が側に居るんです!!早くしないと……っっっ!!!」


「香歩さん、まず、座りなさい。」



そう言いながら私に近付いて来た神崎さんは、私に腕を伸ばした…。





















『セツニ触レルナッッッ!!!!!』