写真の中の女の子は、線の細い儚げな雰囲気をしていた。
快活な私とは正反対。
それなのに、お母さんと大輔はその女の子を私だと言う。
これも【MOYA】に関係しているの?
記憶を変えられるみたいに、写真の中も変えた?
それとも…
あからさまに違う私と、写真の中の女の子を同じに見える様に、視覚操作までしてる?
その必要があるの?
そこまで考えた後に、長田さんの話していた事を思い出したんだ。
『印字された物、記入した物は、残すことが出来るらしい。』
楽しそうに話をする二人の前で、私は表情を曇らせていった…。

