「私は昨日、署に戻ってから”捜査報告書”の作成をした様だ。記憶にない大輔君と、香里奈さんのをね。失踪した大輔君の発見、保護。香里奈さんの失踪の事をだよ。」
その長田さんの話を聞いた大輔は、
『はっ?!俺、失踪なんかしてねぇ!…っス。』
と、口を挟んだ。
そんな大輔に私は、
『大輔は黙ってて!!』
と怒鳴り付けた。
大輔は納得がいかない様な顔をしていたけれど、それでも口をへの字口にして黙ったんだ。
そのやり取りを見ていた長田さんは、苦笑いしながらも続きを話し出した。
「それで…だ。深夜になり日付が変わった頃に異変が起きた。」
「…何か、あったんですか?」

