「あ、悠。おはよう」 「おぅ」 悠も部屋から出てきたところだった 「今日から菜月として学校に行けるー‼」 「俺もやっと智たちに会える」 「智、あたし無理」 「ずっといっしょにいてたら、智のよさが分かる」 「ずっといてもあたしには一生分からない」 そう言って、階段を下りようとしたら 「あれ……」 あたしは階段を踏み外して一階まで落ちた あはは…… また階段から落ちるとか、もしかしてまた入れ替わるのかな? 嬉しいような、嬉しくないような…… そこであたしは意識を手放した