「……き……つ……菜月……‼」 誰かに呼ばれた気がして目を開けると、愛衣がいた 「大丈夫、菜月?」 「う、うん」 ………ん? 菜月……? 「もう、ビックリしたよ〜。廊下歩いてたら、いきなり倒れるんだから」 廊下……? あたしは確か階段を踏み外して落ちたんだよね……? 「ねぇ、愛衣。鏡持ってない?」 「持ってるけど、何に使うの?」 「ちょっとね……」