昔の、記憶が一瞬 蘇る。




怖くて 寂しくて




でも…誰も気づいてくれなくて…。




「………。」




黙っていると 琉奈が聞いてくる。




「どうしたの楓?そんなに黙って…」




「っ!ううん!なんでもないよー!」





バレたくなくて、慌てて笑う。




「だよねー。楓だもん。悩みないしねー。」





「…あはは。私に悩みなんて…」