「ご…ごめんなさい…」



頭の中で
お母さんとお父さんの叫び声がする。




私が泣いてしまった日から始まった



終わりのない言い合い。



お母さん…お父さん…





「ご…ごめんなさい、私の…私のせいで…」






自負の感情が 溜まりすぎて
…コワレソウ。






「っ楓ちゃんっ!」





…篠原先輩の声が聞こえた。






「っ!」





そこで 昔の記憶から
解放される。





「し、篠原先輩…。」