空色の恋




ブーブーブー


『From:篠原

俺のいない放送室は禁止な!

まじめに授業出ろよ!』



はいはい



元々1人になるために放送室を使ってた

なのに今あたしはあそこに行きたいと思わない



時計を見る

授業中だ

めんどくさいな

そう思いながらもあたしは教室に向かった



ガラってドアを開けると一気に視線が集まる



「事情は分かってるから

早く席に着きなさい」


「はい」



視線が痛い


そんな中であたしの前の席の七海が小声で
「大丈夫?」って聞いてきたからうなずいた



黒板を見る

世界史だ

最悪

これは寝るしかない