「永遠……」 2日後 指定された場所に永遠と行ったあたし 朝香さんはあたしよりも先に永遠の名前を呼んだ 「久しぶり」 永遠が声をかける その声はあたしが聞いたことがないくらい 冷たくて 心に刺さる声だった 「ごめんね篠原 澄空呼び出して」 沙織が言う 「いえ 別に大丈夫です 澄空の意思なら俺は別に気にしないんで」 永遠が怖い あたしは永遠に握られた手をぎゅっと握った