空色の恋




「澄空」


先にいた龍輝が振り向く



「ごめん

待った?」



「大丈夫」



あたしは龍輝の隣に座る



「屋上なんて初めて来た」


何でだろ?

あたし普通に話できる


「記念すべき一回目じゃん

俺はよくここ使うけどな」



「へー

ここもありだね」



一気に溝が埋まっていくのが分かる



お弁当の袋からパンを出す


「弁当じゃねぇの?」


「あーうん

お父さんまた出張でさ

おにいは昨日から合宿なんだ

作るのダルくてさ」



心配で行くのをやめるという2人を断った



「太るぞ」


「うっさい」


一件がある前の空気があたし達の間にある