誰かにドンッと当たってしまった。
私はよろけたが、転びはしなかったため
、すぐ当たった人に謝る。
「ごめんなさい…。」
「いえ。白雲さんは大丈夫なの?」
透き通った声で、なぜか私の名前を呼ぶ人。
私は顔を上げる。
誰だろう……??
なんで、私の名前知ってるの?
私が首を傾げると…
「あ、ごめん。僕忙しいんだ…本当にごめんね?じゃ、気をつけるんだよ。」
そう言うとのほほんと行ってしまった。
「誰だったのかなぁ……」
多分ここで働いてる人かな。
でも私は気にすることなく
お散歩を再開した。
ー…
部屋に戻ると
私はすぐベッドに倒れこむ。
なんか今日はすごく疲れた…。
私は顔を枕に埋める。
ー…ブーブー
私の携帯が鳴る。
枕の下にあり、私は取ると
メールが一件きていた。
空くんからだった。
なんだろう??
私はメールを見るのをすごくためらったが、内容を見ることにした。
『明日いっていい?』
私は驚きながら、メールを二、三度読み返し返信した。
『大丈夫だよ。』
こ、これじゃそっけないかなぁ…
私は悩みに悩んだ結果…。
『大丈夫だよ。何時くらいにくる?』
と、書いて送信ボタンを押した。


