俺は
「大樹を病院につれていきますっ!」
この学校はある病院に近くて
救急車を呼ぶ必要がない。
俺は頭を下げ
苦痛に耐えている大樹の元へ行き
肩を貸し、体育館を後にした。
ーーー…
「ねんざでよかったぁ~」
大樹は安心したのか、イスにどかっと座る。
俺もその隣に座る。
病院についた後、調べた結果がねんざ。
「ま、しばらくはバスケできないな。」
俺は言う。
がっくり、うなだれる大樹。
俺の親友である、桐谷 大樹(きりたに だいき)。結構これでも5年近くの付き合いだ。
中一で知り合い、高校二年生までずっと同じクラス。
同じ部活でもある。
「ちょっと、待ってろよ。」
大樹は、了解ーと


