空に染まる白い雲。



それから、少し話したあと…


空くん大樹くんは
部活帰りで、私の様子を見に来てくれて…


私はなんとか、ナースコールを握っていたらしく…




ここからは大樹くん情報で

空くんはすごく焦っていたらしい。




で、それから、医者がきて
空くんがお兄ちゃんに連絡して…






今に至っていた。





和やかな雰囲気になっていた。






だけど、その雰囲気をやぶったのは…








ゴロゴロッ




外がピカッと光り、雨が降ってきた。






…か、かみなり……。



私は耳を手でおさえた。







皆が私を見つめていた。


かほさんは、私に近づきゆっくり耳から手を離させた。



「大丈夫よ。結構遠かったし…


それよりも…結構大雨ねぇ…」





かほさんが、私の手を離しながら言った。


「えっと…空くんと大樹くん?あなたたちは大丈夫なの?」




二人は顔を見合わせ…

「さっき、学校から傘もってきたんで大丈夫っす。」

大樹くんが応えた。






お兄ちゃんは…


「俺は明日仕事なんだ…泊まりたいとこだが…近くでタクシーをひろうしかないな。」




四人が何かを喋っている間、私は窓からうつる外を見ていた。




全体が灰色で覆われていた。

…なんか、今の私みたいだな……。





雲が流れているのかよくわからない。

雨も降りだして…泣いているみたい…






私の心も、あんな灰色に覆われるのかな…










「よし、じゃ傘にいれてもらい
タクシーをひろうということだな。

空くんに大樹くん、めんどくさい事させて、すまないね。」




二人は緊張しているのか、カチコチに首を横に振った。