私はそのまま意識が遠のいた…。
……、い。
え…?
……らい…
…み、らいっ
誰…?
私を呼んでるのは誰なの……?
ーーー…
私が目を開けると…
そこには、お兄ちゃんがいた。
「未来!…大丈夫か?」
私の頬を包みながら心配そうに聞いてきたお兄ちゃん。
「未来ちゃん…」
え…
この声…
「だい、き…くん?」
その後ろには空くんと、かほさんがいた。
「未来ちゃん?私たちがわかりますか?」
私の右隣には私の担当医の人がいた。
「は、…はい。」
私は気持ちを落ち着かせながら言った。
私は上半身だけをあげた。
ーーーーー…
ーーー…
それから、私が大丈夫なのが分かると担当医の人が病室からでていき
残ったのは
私、お兄ちゃんにかほさん。大樹くんに空くんだった。
大樹くん以外は多分久しぶりに会ったと思う。
「なんで、お兄ちゃんがいるの?」
私は恐る恐る聞く。
忙しいはずなのに…。
「呼んだのは俺だ。」
その声の主は意外な人だった。
「空…くん?」
…
空くんは一回頷く。
「勝手にケータイ使わせてもらった。呼んだらダメだったか?」
私は首を横に振る。
逆に嬉しい…。
けど……。
「お兄ちゃん…お仕事は…?」
私はかすれた声で聞いた。
お兄ちゃんはニッコリと笑い…。
「今日はたまたま早く帰れたんだ。それより…本当によかったぁ…。」
お兄ちゃんが微笑めばかほさんも微笑んだ。
「未来ちゃん?あのね、透さんったらね、すごく本当に心配してたのよ?
タクシーで来たから、運転手さんにだって、急かしてたんだから。」
クスクスッと笑うかほさん。
なんとも可愛らしい。


