「だそうだ。俺はそれでいいなら構わない。皆は?」
…
誰も何も言わなかった。
コーチは一回頷き。
「じゃ、試合にでるメンバーと、残ったメンバーとで、試合をする。」
ーーーーー…
それから、何時間も練習をした。
俺がゆういつ、楽しんでいた事は
大樹に何度もパスし…
大樹が一回も外れる事なくシュートを決めた事…。
ーーーーーーー…
ーーーー…
俺たちは更衣室で着替えながら話をしていた。
「今日は、未来ちゃんにあえなくて残念だなぁ…」
そんな、甘ったるい声をだしながら
着替えをする大樹。
「…しょうがねぇじゃん?」
俺が一言、そう言うと…
「まぁね……。試合も近いし…未来ちゃんに見にきてほしいな…」
…??
「誘えば…?」
大樹は、シュンと眉を下げた。
「それがね…無理なんだよねぇ…空さ?今まできてなかったじゃん?」
「あぁ。」
俺が返事をする。
「…なんかさ、病気が悪化してるらしくて
昨日と一昨日あってないんだよね…」
俺は一瞬、悪い予感がした…。
病気が悪化してる。
でも、俺たちは多分その"病気"を知らない。
「で、来週の土曜日にはいくかなぁ…
多分ここ当分会えないと思うから…」
大樹が悲しそうにしながら、言った。
俺もなぜだか、悲しくなり
ふと、窓を見れば…
どんよりと外は灰色の雲に染まっていた。


