空に染まる白い雲。





「え…」


いやなんで先に白雲が驚いてんだ…











「そうか。よかったな!」


ニカッと笑う大樹。










「は??」


なんで笑ってんだよ













大樹は俺に近づき耳打ちをしてきた。








「未来ちゃんに会えたからいーじゃねーか♪」




静かにボソッと呟く。













俺は何かが熱くなるのを隠しながら

「ばっかじゃねーの。」と大樹をどつく。








白雲はキョトンとして、大樹は「いてーいてーっ」と叫んでいた。















まぁ暇つぶしなんて言ったら傷つくよなぁ…。
















でも…本当に正直に言えば
会いたい。と言うより

白雲と大樹の様子が見たかっただけ。





よく分からない感情が

ジワジワでてきた。















「二人とも…バスケ部なんだよね?」


ふわふわオーラだしながら

白雲はそう言ってきた。











「そうだよー♪あー…未来ちゃんはそのぉ…何の部活に入りたかったのー?」

ためらいながらも
すぱっっと言った大樹。











「んー…美術部かなぁ…?」





美術部…