空に染まる白い雲。




「でも、試合近いし…」


俺は何としてもでたい。

先輩のためにも大樹のためにも…。















「ダメだ。今のお前に何ができる?

今はシュートさえ決められないし。
ボーッとしすぎだ。だから今日は帰れ。」







俺は何も言えなく黙る。


コーチの言うとおりだしな……















俺はカバンをとり、体育館に
「お先に失礼します。」と言って


体育館から去った。