「ケーキ…」 「ケーキ?」 大樹が返してきた。 てか無意識にケーキなんて言っちまった! 俺、最近おかしい… 「あー…未来ちゃん、ケーキ好きっぽそうだね~」 大樹はうんうんと言いながら 俺から立ち去った。 大樹…白雲の好きなんだよなぁ…… 俺は空を見上げる。 雲が二つ並んで流れていたーーーーー… あの白い雲の隣はいつか… 大樹になるのかなぁ… 「寄り添いすぎだっつの……」 また無意識にそんな事を俺は言っていた。