空に染まる白い雲。





はぁ…





大樹いなきゃバスケはじまらねーじゃん。





周りには最強コンビとか言われてるけど

俺はただ相性いいと思ってるだけ。










まぁ、どっちにしろ

大樹いなきゃバスケはつまんねぇー





て事だな。











俺はそう考えながら


ボールをシュートする。










それから先生には叱られ

先輩にも叱られる。









今日は調子悪……







まぁ、また後で頑張ればいいよな。
















ーーーーー…




ーーー…













昼休み


俺は大樹と食べていて、朝の事を話す。










「へぇー…お前が叱られるなんて珍しいな?」




大樹はパンにがぶりつきながら言う。










「そうか?」

「うーん…まぁ。」





まぁ。って。


なんだよ。








「そうだな…久しぶりに怒鳴られたかも。」




俺はイチゴジュースの
ストローをくわえちゅーーと飲む。





大樹は俺をみつめながら…


「…未来ちゃんの好きな食べ物ってなんだろね?」












また白雲かよ。

「俺が知るか。」



「ですよねーーーっ」






大樹はそう言ってまた悩んでいた。