空に染まる白い雲。




「じゃ、俺たちそろそろ帰るな。」



そう告げると…












「うん…」


…んな顔されてもなぁ……



すげー悲しそうな顔してる。










「じゃあさ、明日俺行く。」




未来ちゃんは、俺の方をみて

ぱぁぁぁーっと笑顔になる。






「本当に?!」


「うん♪」








「俺は行けないからな。」

空が言った。





「え…そなの?」


また悲しそうな顔をする未来ちゃん。







「部活だからな。もうすぐ、試合近いし。」




未来ちゃんは、そっかぁ…と。






「仕方ないね。頑張ってっ」

未来ちゃんは、微笑む。









未来ちゃんは、天使だ。

笑顔がとにかく可愛い。






「あぁ。じゃ、大樹行くぞっ」



「おう。」


そして、2人で病室をでた。



未来ちゃんは


最後まで手を振ってくれた。