空に染まる白い雲。





「じゃ、俺からぁー!」

俺は手を上げる。

「いいよ♪」




「…。」





「じゃ、皆の好きなものは?」


俺は…まず、空をさす。





言う言葉はわかっている。













「「バスケ。」」


俺は空と言葉をハモらせた。








「…知ってるなら言わなくて良かったよな。」


「あはぁー、わるーい。」



俺は頭を掻く。









「っ…ぅ…はははっ」



笑いをこらえていたのか

未来ちゃんはふいていた。






「二人とも、仲良しだね。」



「まぁーな。よし!次は未来ちゃん!」




未来ちゃんはなぜか、?になる。


「大樹くんは?」

「「バスケ」」




…なぜか空はハモる。




「同じなんだね。」



「俺より大樹のが、バスケバカ。」

ぅ…空はやはり、口が悪い。






「へぇー…」



「まぁ、とにかく未来ちゃんの好きなものは?」





未来ちゃんは、うーん…と悩む。






「えっと…」




俺は未来ちゃんを見つめる。