それから、俺たちは学校が終わると
病院に向かった。
コーチは、少し止めたも
空が大事な用事なんです。とか言って
了承を得た。
ーー…505だっけ?
俺たちは病院に入った。
面会を許された。
「おい。大樹、歩くの早い。」
俺はいつのまにか、空を1mくらい
おいてきていた。
「悪い悪い。」
そして、やっと病室まできた。
緊張しながらも、扉を開ける。
そこに、やっぱりいるのは
「あ、二人とも…いっらしゃい。」
笑顔で出迎えてくれる未来ちゃん。
「う、うん…」
昨日の事もあるから、少し気まずい。
でも、未来ちゃんといると
すんごく癒される。
「ほら、二人とも…座って?」
気まずいのも分かっていて
話してくれる未来ちゃん。
空と二人でイスに座る。


