空に染まる白い雲。




周りの生徒はもう注意がめんどくさいのか


俺と空を無視。













コンッ



俺の頭に空が投げた消しゴムが当たる。








なんで俺が投げるやつは当たらないのに


空が投げるやつは当たるんだ。















やっぱり、バスケの影響かな。














本当は俺だけバスケ部に入るつもりだった。







けど、空を入れたくて誘ってみたが

空は拒否する。











でも試しに空とやってみた。









空はリズムよく俺をすりぬけ


タンタンとそのままゴールに
ボールが吸い込まれるように


シュートを決めた。












どや顔だったし。






空はそのまま楽しさを知ったのか


俺と入りたい、と言った。











俺はニッコリ笑い、空とバスケ部に入った。








しかも、いつのまにか俺を追い越していた。









元々、空は素質がよかったからか。






俺は努力だけ。




でも、頑張るほどうまくなるから。




それだけ信じてバスケをやった。