空に染まる白い雲。



私はそれが…



苦しくて…悔しくて……











泣きながら、"それ"を掴む。










ーー…もう生きる意味なんてないんだ。



医者も言ってた。

もう治らないかもって……







だったら、もう……






















私なんていらないじゃん。
















"それ"を左手首につけ

深く…浅く…何度も





刻みつける。
















もうこんなの痛くないよ……













辛いとか痛さなんて分からない。




痛さがわからないほど






私の心は真っ黒な闇に染まっていた。