あの日から一週間が経っていた。
白雲の死を大樹に伝えれば
お葬式に来てくれて、俺と共に涙を流したんだ…。
今日は平凡とした一日を過ごすと思う。
ぽっかりと胸に穴を開け
何も埋め込まないまま…。
俺はずっとベッドで寝転がる。
ぼーっとしていたが
何を思ったのか、ベッドから起き上がり
ポケットに必要なものだけ入れて
家を出た。
俺と同じスピードで流れる雲。
白雲は…あの時…確かこう言った。
ーー…
『私も、空くん。好きだよ。もう空くんに染まってた。』
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