俺は病室に向かう。
そこには…
ベッドに横たわっている白雲がいた。
横には医者と
白雲のお兄さんとかほさん。
かほさんは、白雲のお兄さんの腕にしがみつき
肩を震わせてた。
「…け、ほっ」
白雲がむせれば、血が出てきた。
「先生!もう手遅れです!」
看護師は焦った表情で言っていた。
医者は俺を見てから
静かに白雲を見る。
「わかっている…もう最後の時だ…
透さんに、かほさん。それに空くん。
白雲さんのそばに…」
俺は白雲に近づいた。
看護師は白雲が出した吐血を綺麗に拭き、ベッドから離れた。
かほさんは喋れない様子で、白雲の頭を撫でた。
「未来…俺、あんまり一緒にいられなくてごめんなぁ…っ
でも、お前がいたから仕事だって頑張れたんだ…。
俺はお前を愛してる。この先もずっと…ずっとっ…愛してるから…」
白雲のお兄さんはそう言って
白雲の頬を撫でた。
白雲はゆっくりと口角を上げ
淡く微笑む。
そんな俺は…白雲の手を握った。


