それから、なぜか
仲良くなる俺たち。
なんの共通点もなかった俺らは
どんどん打ち解けていく。
きっと、白雲の放つオーラが
俺らを包み安心させてくれるのだろう。
俺と大樹はイスに座って話していた。
「そうだ!未来ちゃんってどこの高校?」
大樹は興味津々に聞く。
「えっと…」
困った顔をする白雲。
きっと、聞いちゃいけない質問だったのかも……
でもすぐ笑顔になり
「このすぐ近くの高校"だった"よ?」
ん…?"だった"…?
てか…
「もしかして…桜三高校(おうさんこうこう)?」
俺が言うと
白雲は
「うん。」
と、頷く。


