空に染まる白い雲。



それから、なぜか
仲良くなる俺たち。


なんの共通点もなかった俺らは


どんどん打ち解けていく。


きっと、白雲の放つオーラが

俺らを包み安心させてくれるのだろう。



俺と大樹はイスに座って話していた。




「そうだ!未来ちゃんってどこの高校?」

大樹は興味津々に聞く。






「えっと…」
困った顔をする白雲。



きっと、聞いちゃいけない質問だったのかも……





でもすぐ笑顔になり


「このすぐ近くの高校"だった"よ?」




ん…?"だった"…?


てか…
「もしかして…桜三高校(おうさんこうこう)?」

俺が言うと





白雲は

「うん。」

と、頷く。