俺は、位置に立つ前に観客席を見た。
けどいくら見ても
そこには白雲の姿はなかった。
もしかして…これないのか…?
そんな事を考えてしまう。
いけない…もう試合が始まる…
集中…集中…
俺は気合いをいれ、目を向いた。
この場所に…最高の思い出を残すんだ。
そう考えただけに
体がゾクゾクしてきた。
『では、試合を始めます。』
騒がしかった会場が急にしーん…と静まり返る。
俺たちは配置についた。
ジャンプボールをするのは
一番背の高い三年の先輩。
ジャンプ力もあり
こっちに、ボールを渡してくれるといいが…
そしたら、俺の後ろにあるゴールに
ボールをシュートする。
そして…
ピーーーーッとホイッスルの音が響き
ボールは審判の手から離れ
真上に投げられる。
先輩と、相手チームの人が
ジャンプをした。


