歩いている間、俺は色んな思考を巡らせていた。
なんで白雲は今頃になって起きた…?
俺の声…、届いたのか??
もしかして、試合に来てくれるとか…?
なわけないか。
いけないよな…あんなんじゃ
「空くん。」
俺は急に呼ばれたので、「は、はいっ」と声が上ずった。
いつのまにか、診療室に来ていたらしく
医者に椅子に座ってと言われた。
俺は座ると、険しい表情をする医者。
「実は…今から、お兄さんたちも来るから言うけど、空くんにひ先に言っておく。」
「はい。」
「白雲さんは…本当に時間がないんだ。」
本当に時間がないんだ。
その言葉が頭から離れない。
でも、そんな事は俺にも分かっていた。


