しばらくすると、医者と看護師さんが来た。
「白雲さんが起きたのかい?!」
医者は驚いている様子。
俺は頷く。
「空くん…君は一体…」
「いや…俺は何も…」
なんて嘘だ。
キスしたなんて言えるかっっ
「とにかくすぐ、検査を行う。君は車椅子を。」
看護師さんを指差し、看護師さんは頷いた。
それから、数分経つと
車椅子を持ってきてくれた。
「空くん。分かっていると思うがもう白雲さんの体は自分自身では動かせない。
いいかい?車椅子に白雲さんを移動させてもらって」
「はい。」
俺は頷き、白雲の上に掛けてある布団をどかし、白雲を抱きあげた。
二歩、三歩と歩き…
白雲を車椅子に座らせた。
俺は白雲と目が合った。
白雲は口パクで何か言い笑った。
俺は呆気にとられ…
『ありがとう。』
そう言われた。
看護師さんも担当医の人も動くので
俺も一緒になって動いた。


