白雲の唇に俺の唇を重ねた。
柔らかくて、甘くて…
俺のファーストキス…
こんなにも、胸がキュンとするんだ…。
「白雲…」
ごめん…勝手にキスして…
嫌われたかな…
「今日も、好きです。」
この言葉だけじゃ足りないくせに…
「白雲がいたから、俺も頑張れる。
もうすぐ、先輩たちの試合なんだ。俺、がんばってくるな。」
涙目になりながら、笑う。
白雲の手を掴むと…微かに動いた気がした。
「…っ、…、…ぃ」
「え…?」
今の声…白雲の声??
「白雲?!聞こえるか?!」
白雲は目をゆっくり開けながら
涙を流し、一回コクン…と頷いた。
俺も、目に溜まっていた涙が
頬にゆっくり伝(つた)っていった。
俺は白雲の手を握り
もう一つの空いている方の手でナースコールを押した。


