「…っ」
俺は何も言うことができなかった。
そして、俺はある決心をする。
「じゃあ、私は透さんに電話してくるわね」
そう言ってからこの場を去った。
「僕は委員長に話をしなければならないから、空くん…しばらく居てあげてね。」
担当医もその空気を読んだのか
病室から去った。
俺はそれを見送ってから白雲を見る。
白雲は俺を真っ直ぐ見ていた。
両手でぎゅっと握って…
「俺さ、やっぱり白雲から離れないよ…白雲が嫌がっても、離れない。
毎日来れたら来る。会いにいくな。」
一人で弱々しく笑う。
辛いけど、白雲は俺より辛いはずだから
笑わないと…
白雲がまた笑う日が来るまで…
「今日も…君が、好きです。」
静かな病室に虚しく俺の声が響くだけだった。
明日も明後日も、君が
好きです。


