空に染まる白い雲。





結局は行くはめに…







ーー…







ガラッと扉をかほさんが開けた。



「みらいちゃーん?いるー?」




と、甲高い声で言いながら
俺の手を離し白雲へと寄る。







俺はためらいながらも
白雲の元へ…









俺はつい固まってしまった。






白雲はなぜか急激に痩せて、ベッドに横たわっていたんだ。








「空くん。おいで。」

かほさんに呼ばれ手招きされた。








俺は我に返り白雲に近づいた。


かほさんは白雲の手を取り俺の手も取る。

白雲の手と俺の手は、重ねられる。





かほさんは眉毛を下げ、笑い
「ほら?まだ暖かいでしょ?」

と、言い放ち黙ってしまった。





俺は白雲を見た…。












次の瞬間ーー…






きゅっ…



と、弱々しい力で俺の手を握った。




「か、かほさんっ!白雲の手っ!」



そう、かほさんを呼ぶと
かほさんは目を点にした。




「未来ちゃんっっ…お医者さん呼ばなくちゃ…っ、空くん未来ちゃんを見ててね!」



「は、はいっっ」






かほさんは病室を飛び出した。


俺は椅子に座る。

両手で白雲の手を包む。








「白雲……」





そう呼んだら…




白雲は閉じていた目を開ける。




どうやらぼーっとしている様子。







「白雲…?」


また呼んであげると
顔だけこちらに向けた。





「俺のこと…わかる?」



ちゃんと言葉を丁寧に言う。










でも、白雲は頷きもせず反応がなかった。







ダメか…と思ったら…












「…っ」



なぜか、白雲は涙を流していた。






俺はびっくりして、白雲の手を強く握ってしまった。