そしたら、白石先輩はニカッと笑い
「だから、俺は空につけ、って言おうとしたんだ。」
そう言った。
「で、だ。大樹は体力不足。多分、あの時の捻挫のせいだろうな。
だから大樹の筋トレを空が見る。わかったか??」
俺と大樹は白石先輩を真っ直ぐ見て
「はい!」
と、応えた。
そして自然に白雲の事を忘れ練習に励んだ。
ーーーーーーーーーーーーー…
「なぁ…空…あと四日で試合じゃん…??相手チーム見に行かないか?」
シュートの練習をしていると
大樹が急に言ってきた。
「あぁ?下見すんの?」
俺がシュートを決めた後
振り返る。
大樹はにっこり笑って
「うん!先輩から許可もらってるし…それに、相手チームは…広だろ?」
そう言い放った。
俺はため息をはく。
広か…大樹を捻挫にあわせたようなやつだ…
今回も悪知恵を働かせるんだろうな…
あれ…でも…
「確かさ今回の試合、テレビに映るんじゃなかった?」
俺は無意識に、転がってきたボールをとり、何度も地面に叩きつける。
「確か??…てことは…」
大樹はなぜかニヤつく。
まぁ、それもそうか…
「広は手を出せなくなる。」
そういう事だ。


