ーーー…
それから俺はもっと忙しくなった。
時間は早い。
なので、いつのまにか
試合まで残り一週間となっていた。
「はぁ…っ、はぁ…っ」
俺は呼吸を整えながら汗を拭う。
「おいっ空ぁ!」
俺はそう呼ぶ声が聞こえて
振り返ると…
白石先輩が俺を呼んでいた。
「ちょっと、こっちこーい」
俺は手招きされた。
「あ、大樹もなぁー」
と、付け足した。
呑気に一年と話している大樹を引っ張り
先輩の元まで行く。
先輩は、
しゃがみこみ、俺たちもしゃがみこんだ。
「俺さ思ったんだけどさ…試合中のお前らやっぱ、最強コンビじゃん?」
大樹と顔を見合わせた。
「ただ…問題があるんだ…」
「問題?」
先輩は少し難しい顔をして…
「空のシュート率が低くなってる事。」
そうざっくり言われた。
つまり…俺が問題で足を引っ張ってるのか…??
「まぁ、シュート率の上がった大樹がそこをフォローしてるからいいんだけど…
もし大樹がいないとしたら…空は…誰にも頼れねぇぞ?俺はさディフェンスだから、あんま攻めないんだ。」
俺は下唇を噛んでしまう。
大樹はキョトンとしながら…
「あの…俺が空に練習ついていいですか??」
いきなり言ってきた。


